米国耳鼻咽喉科専門医試験の視察報告と本邦の頭頸部がん専門医制度における今後の課題
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概要
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2011年4月に米国耳鼻咽喉科専門医試験を視察する機会を得た。米国では学会とは独立して,研修施設および研修プログラムの認可を行う機関と専門医の認定を行う機関がある。認定試験では長時間の口頭試問が綿密な準備後に行われており,資格更新ではwebセミナーの履修やオンラインの試験も実施されていた。これらより本邦の頭頸部がん専門医制度の今後の課題について考察してみると,教育の集約化,各施設における指導体制の検証,施設と研修医の適切なマッチング,口頭試問の一層の充実による臨床能力評価,生涯教育の機会増加などが挙げられる。また専門医は制度の維持・発展に関わる全ての活動に責任の一旦を担うべき存在であることが強調される。
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