ステント支援下コイル塞栓術におけるデリバリーカテーテル誘導困難例に対してflow directed microcatheter を用いたexchange technique

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
【目的】Enterprise VRD 支援下の動脈瘤コイル塞栓術において，Prowler Select Plus（PSP）の誘導が困難な症例に対して，flow directed microcatheter （Marathon）を併用して良好な結果を得た未破裂，広頚の脳底動脈瘤および左中大脳動脈瘤の2 例を経験したのでその要点を報告する．【症例】症例はいずれも瘤近位からVRD 留置目的血管への分岐角度が急峻で，標準的な手法ではPSP 誘導が困難であった．そこでMarathon 1.5F を血流依存性に瘤内で反転させ目的血管に送ったのちにCHIKAI 0.010" 300 cm を併用して瘤内でのtension を減じた後に，CHIKAI をより遠位に誘導した後，カテーテル交換によりPSP を誘導して治療を行うことができた．【結論】本法はその手技にいくつかの留意点があるものの，PSP 誘導困難例における有効な手法のひとつである．

著者

関連論文

スポンサーリンク