中性子ラジオグラフィーによるループヒートパイプの可視化
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概要
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JAXAでは宇宙用小型ループヒートパイプ(LHP)の研究開発を実施しており,研究開発の一環として,中性子ラジオグラフィー技術を利用してLHPの内部封入冷媒の可視化を行った。実験の結果,LHPのスタートアップ時や熱負荷変動時の冷媒の挙動や高熱負荷時にウィックがドライアウトする様子を視覚的に把握することができた。得られた結果は,温度データのみでは認識できず,今回の可視化実験で初めて得られたものであり,これらの情報によりLHP動作に関する理解がより深まった。今後は,今回の実験で得られた知見を反映してLHPの改良および設計解析ツールの構築を実施していく。
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社団法人 日本伝熱学会 | 論文
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