酸化銅・アルミナナノ流体を作動液に用いた平板型ヒートパイプの研究:沸騰実験による作動液伝熱特性の検証
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概要
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本研究では厚さ1mmの平板型ヒートパイプ(以下HP)の性能向上のため,熱特性の優れたナノ流体に着目し,プール沸騰実験・HP伝熱特性実験を行った.ナノ粒子は酸化銅・アルミナを封入し,その封入量をパラメータとした.沸騰実験においては,アルミナにおいては熱特性の向上はみられなかったが,酸化銅では封入量0.01mass%付近で熱伝達率が向上することが確認できた.HP伝熱特性実験では実験結果からHP内部の非凝縮ガス量の算出および,性能予測を行い, HP内部の封入したナノ粒子付着の影響を確認した.
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社団法人 日本伝熱学会 | 論文
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