代理出産の医療人類学的考察:韓国の「不妊治療」におけるリプロダクティヴ・ヘルスと非医学的性選択
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概要
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儒教の伝統により男系子孫を残すことが重視される韓国では、子供ができないことではなく、男児が産めないことが「不妊」とされており、息子の産めない「不妊」女性は、文化的要因による不妊の解決を説くリプロダクティヴ・ヘルスの理念の下で、非医学的性選択を伴う代理出産を「不妊治療」として受容している。韓国の代理出産が「不妊治療」として容認されるコンテクストを、医療人類学の視点から解読することを本報告の課題とする。
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