エイズという社会的死:タイ・エイズホスピス寺院におけるケアの実践と病いの語り
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概要
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本研究は病いの語りとケア実践の理解からタイ・エイズ終末期医療における死の多様性を理解しようとする試みである。タイ社会におけるエイズの社会文化的な意味の理解から、社会的死と終末期ケアの実践を意味を再考する。ホスピス寺院における宗教的なケアは、互酬性に基づく仏教功徳ブンの獲得と再分配と考えられる。この意味において社会的死は関係性の修復であり、病者の生の全体性を取り戻す医療資源と言える。
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