環礁州島の先史時代人骨にみるサンゴカルシウムの影響:―サンゴカルシウムの陸生食物資源を媒体とした身体への循環―
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概要
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プカプカ環礁およびマジュロ環礁から出土した先史時代頭蓋の厚さに着目して、サンゴ礁における陸生食物資源を通じて、サンゴカルシウム(可溶性ケイ素)の影響について考察した。プカプカ頭蓋の前頭結節の厚さは12_mm_、マジュロ頭蓋の前頭結節の厚さは10_mm_であり、比較対照の日本人江戸時代人の5_mm_と比較するとほぼ2倍である。このことから、頭蓋骨の成長発育や骨形態維持にサンゴカルシウムが関与している可能性がある。
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