「伝統」のダイナミズム:ケニアのサンブル社会における「戦士(モラン)」を事例に
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概要
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「伝統的」に見えるものが、実際には歴史的に創り出され変化していることは、「伝統の創造論」以来数多く議論されてきた。本発表は、ケニア共和国に居住するマサイ系の牧畜民サンブルの「戦士(モラン)」を題材に、他者の「まなざし」とそれを意識しつつ自文化に主体的に向き合う人びととの相互作用や、「伝統」をめぐる意識や行為に差異が発生することにより、より意識的に「伝統」が創造されるそのダイナミズムを明らかにする。
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