小児におけるCONUT(controlling nutritional status)の検討
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概要
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CONUT(controlling nutritional status)は栄養不良患者のスクリーニングに使われる栄養評価法である.CONUTは成人の臨床検査基準値を基に,スコア基準を設定している.そのため,CONUTを小児に利用するためには検討が必要と考えられる.まず初めに,小児を対象として,血清アルブミン値単独による栄養評価と,CONUTによる栄養評価を行い,比較した.その結果,血清アルブミン値単独による栄養評価法では多くの栄養不良と思われる患者が検出されなかった.一方で,CONUTでは多くの栄養不良でないと思われる患者が検出されてしまった.そのため,CONUTのスコア基準を小児の基準値に合わせて補正し,補正前と補正後のCONUTを比較した.その結果,問題点が改善されたので報告する.
- 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会の論文
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 | 論文
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