化合物の安全性 (毒性) 評価情報の効率的な収集方法:—無料 Web サイトとポータルサイトの活用ノウハウ—
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、添加物や不純物等の化合物について、その安全性や毒性情報を調査する機会が増えている。しかしながら、毒性/安全性関連の Web サイトは多数存在し、調査ノウハウもないのが現状である。そこで、それらの情報源を集めて個別に評価し、評価レポートやファクトデータ等の有益な情報を効率的に集める方法について検討した。評価対象とした 135 の情報源の中から、93 の有益な情報源を見出し、12 のポータルサイトについてはそれぞれ特徴を整理した。さらに 15 化合物を対象に有用性の検証を行った結果、毒性/安全性情報に関しては 2,3 のポータルサイトと個別の情報源をいくつか組み合わせることで、質の高い情報のみを効率的に収集することができた。また、一日許容摂取量 (以下 ADI) や最大使用実績などの許容値に関しては情報元が限られるため、ポータルサイトよりも個別の情報源を調査した方がよいことがわかった。本発表は平成 22 年度日本 FARMDOC 協議会 (JFA) における『安全性情報研究会』の研究成果である。
- 独立行政法人 科学技術振興機構 社団法人 情報科学技術協会の論文
独立行政法人 科学技術振興機構 社団法人 情報科学技術協会 | 論文
- 耐熱材料に関するWeb情報の活用::—各種の情報の連携によって得られる新たな知見—
- 構造情報を利用した特許解析::—物質特許中の重要実施例を推定する計算化学的手法—
- 日米における訴訟情報の調査手法
- R&D効率アップの特許情報活用::—書誌ブーリアン系—俯瞰可視化系—マップ系の連携活用研究—
- R&D動向分析ツールとしての特許ポートフォリオ分析::—コンタクトレンズ分野の事例研究(特許強度と特許品質)—