博物館におけるスマートフォンを利用した収蔵資料に関する作業と記録のシームレス環境の構築::—ASP 型収蔵品管理サービス(Museum Databank)活用による収蔵品管理業務記録の可能性—
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概要
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博物館や美術館では、収蔵資料自身のデータベース整備も必要であるが、点検管理・展示・貸出などの日常的作業情報の記録こそ、収蔵資料を取り扱っていく上で不可欠な情報群である。現在、「ミュージアム資料情報構造化モデル」をはじめとする学芸業務の記録モデルの策定や、Cloud ComputingなどのICT技術の利用が進められているものの、現実的なソリューション事例は数少ない。このような状況に対し、発表者らは、作業従事者を主体とする収蔵品に関わる作業を実施した「その場」「その時」での作業記録を可能とする環境の構築を目指した。本提案環境は、スマートフォンに代表される携帯端末とASP 型収蔵品管理サービスを融合させたシステムであり、展示空間での状態確認や修復室での修復履歴管理など、作業従事者に応じた情報管理が可能となる。
- 独立行政法人 科学技術振興機構 社団法人 情報科学技術協会の論文
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