初等教育における情報機器を活用した食育の試み::—参加型プレゼンテーションと体験学習による学習効果—
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概要
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小中学校の総合的な学習の時間等において、食に関する教育が導入されている。小学校の早い段階から食に関する正しい教育を行えば、大人になってからも健康的な生活を送るうえでその効果が大きいと言われている。この食に関する教育を食育と呼んでいる。しかしその教育を担う栄養教諭が、小学生へどのように単元指導計画を立てればよいのか、そのカリキュラムや教材作りは容易なことではない。2002年に栄養士や管理栄養士養成課程のカリキュラム変更により、情報処理が専門科目の一つとして導入され始めた。栄養士の業務において給食計画や調理指導、栄養指導など情報機器を活用することが必要不可欠であるとの認識が高まったからである。さらに2004年から始まった栄養教諭養成カリキュラムに重要と思われる科目の一つとして情報機器の操作が挙げられる。つまり、教育現場で期待される栄養教諭が教育指導や業務をこなすためには、コンピュータを活用できることが必要不可欠であるとの考えである。本稿は栄養教諭が情報機器を活用して食育を行うためのカリキュラム開発と実践の試みである。この試みは複数年の児童が受講しているにもかかわらず、情報機器を活用することによって学習効果の手応えが感じられた。どのように情報機器を活用すれば、より効果的な食育活動が行えるのか、その実践経過を報告する。
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独立行政法人 科学技術振興機構 社団法人 情報科学技術協会 | 論文
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