データベースによる大学発特許の分析:—大学からの特許出願・特許取得状況—
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概要
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全国の大学において産学連携が推進され、大学が特許取得・活用に前向きな姿勢をみせている。「第一次科学技術基本計画」の開始や、TLO法の策定等を背景に、1990年代後半から2000年代にかけて大学からの特許出願が急増し、その後も増加傾向にある。そのことについては、各大学の知的財産本部等から公開されている特許出願・登録状況や、特許庁の大学別特許公開公報件数および特許登録件数の統計が示している。本研究では、特許データベースから得られる情報を用い、大学が出願人である特許について、特許の分野、特許化率なども勘案し、特許出願・取得状況の特色を調査した。そして、いくつかの大学を例に、出願件数、出願動向と特許化率を比較することにより、高い特許化率に結びつく要因をさぐる。大学特許が注目されるなか、データベースから得られる特許化率の情報はそれぞれの大学の研究分野の実勢を示す指標のひとつになりうるか、検証する。
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独立行政法人 科学技術振興機構 社団法人 情報科学技術協会 | 論文
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