カメラ付き携帯電話を用いたユビキタス情報共有システム::—フォトサイファーシステム—
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概要
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カメラ付き携帯電話を用いた新しい情報管理システムを提案する。中心となるコンセプトが、2次元バーコード(QRコード)を、情報を管理する"電子鍵"とするものである。特に、携帯電話で印刷物等から取得できる"電子鍵"を、公開鍵暗号の"公開鍵"と定めることにより、カメラ付き携帯電話を用いた新しいPKI(これをQPKIと呼ぶ。但し、PKIは、公開鍵暗号インフラストラクチャーの略。)が実現できることが解った。本論文では、このQPKIを実現する基幹ソフトウェアシステム(これをPhotoCipher(フォトサイファー)と呼ぶ)を、提案する。PhotoCipherにより、今までPKIの普及にネックであった公開鍵の交換が、名刺等に公開鍵のQRコードを印刷することにより、名刺の交換といった直感的に解りやすいモノの交換により実現でき、更に、カメラ付き携帯電話で撮った写真を送信先の公開鍵で簡単に暗号化できる様になる。
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独立行政法人 科学技術振興機構 社団法人 情報科学技術協会 | 論文
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