高密度ポリマーブラシによる液晶アンカリング
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概要
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液晶セル中の液晶配向は,ラビングされたポリイミド(PI)膜で制御されている。しかしラビング時に生ずる埃や静電気がディスプレイ製造の歩留まりを左右するため,ラビングを用いない液晶配向技術が求められてきた。本研究で,我々は,ポリメチルメタクリレート(PMMA)高密度ポリマーブラシがポリイミド膜と同等の液晶アンカリング効果を示すことを見出した.ポリマーブラシをグラフトした基板からなる液晶セルに,120℃から降温しながら基板方向に磁場印加すると液晶が一軸配向し、横電界駆動を行うと従来の配向膜に匹敵する応答特性を示した.
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