電子供与体添加液晶セルの電気特性
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概要
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前回、我々は片側配向膜液晶セルの液晶層に、液晶中で負の極性としてふるまう電子供与体(4-DMAP)を添加し、この濃度が電圧電流特性に及ぼす影響を調べたところ、電圧電流特性の非対称性、液晶セルの内部DC電圧が添加濃度に依存することを確認した[1]。また、電子供与体の濃度と液晶セルの抵抗の関係から、液晶媒質に存在する電子供与体固有の特性が測定結果に影響を及ぼす可能性を見出した[2]。今回我々は、両側配向膜液晶セルに電子供与体を添加し、その濃度と液晶セルの抵抗との関係を求め、その結果と片側配向膜液晶セルの結果との比較から、液晶媒質中の電子供与体固有の特性を示すかどうか調査した。
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