強誘電性有機ラジカル液晶の位相整合SHG
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概要
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近年、全有機強誘電性ラジカル液晶が合成された。本試料はSmC<SUP>*</SUP>相を形成するためこの相で常磁性と強誘電性が同時に発現することが期待され、巨視的な分極と磁性との間で発現しうる特異な磁気光学効果や磁気電気効果等に興味がもたれている。本研究ではこの強誘電性について評価するためSHG(第2高調波発生)測定を行った。位相整合条件が満たされ信号が増強された場合に限り、SHGが確認され定量的な評価をすることに成功した。実効的な非線形光学定数は4.8×10<SUP>-4</SUP>pm/Vと見積もられた。
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