ヘリカルポリメタフェニレンフィルムを用いた不斉テンプレート重合
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概要
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これまでに、われわれは側鎖にキラル置換基を有するポリメタフェニレン誘導体が左右一方向にねじれたらせん構造をもつことを報告してきた。本研究では、これらのポリマーフィルムを不斉テンプレートとして用いることで、液晶にキラリティを誘起することに成功した。また、誘起されたキラルネマチック液晶を不斉反応場として、ポリアセチレンの不斉テンプレート重合を行なった。本研究は、ポリマーのらせん構造を不斉テンプレートとして液晶に写し取り、その液晶相を介して他のポリマーにらせんを転写した初めての例である。
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