13C-NMRスピン格子緩和時間測定によるスメクチック液晶におけるキラリティと分子運動の研究 (III)
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概要
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キラルスメクチックC相における自発分極の発現は、分子長軸周りの回転運動が深く関わっている。しかし分子の形やダイナミクスにまで遡った議論はほとんどされていない。本研究ではキラル液晶における分子運動とキラリティとの関係を検討するため、光学活性純度の異なる試料(S体とラセミ体の4-(1-metylhexyloxycarbonyl)phenyl-4'-octyloxybiphenyl-4-carboxylate)を用いて、13C-核磁気共鳴法(13C-NMR) によるスピン-格子緩和時間(T1)計測を行った。特に、SmAとSmCにおけるT1の温度依存性から、これらスメクチック相における分子長軸周りの回転運動を解析し、さらに誘電秩序についても検討した。
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