液晶レンズの撮像デバイスへの応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近我々は以前報告した円形穴型パターンを有する電極と液晶層の間に絶縁層を挟み込んだ液晶レンズ構造を基本として、二電圧駆動液晶レンズを提案した。この液晶レンズの収差は極めて小さいので、通常の撮像デバイスに応用することが可能であると考える。そこで、我々は撮像デバイスとして使用可能な大きさの液晶レンズを作製した。この液晶レンズは自然光の状況で使用可能である。撮像システムは液晶レンズ、ガラスレンズ、およびイメージセンサにより構成した。作製した二電圧駆動液晶レンズは高い光学品質を示し、高画質の画像を形成することができた。また、本システムの色収差も非常に小さいことが分かった。
- 日本液晶学会の論文
日本液晶学会 | 論文
- 3C12 2光子励起液晶フォトニックレーザーの特性(トピカルセッション-液晶物性計測の最前線-, 2005年日本液晶学会討論会)
- 3C07 液晶フォトニックレーザーの発振安定性(2004年日本液晶学会討論会)
- 3C13 キラルネマチック液晶における1光子および2光子励起レーザー発振(フォトニクス・光デバイス)
- 1A03 SHG干渉法による配向膜側鎖と液晶単分子層の評価
- 1A11 液晶の界面配向とプレチルト角の相関