液晶の相状態が膜乳化プロセスに及ぼす影響
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概要
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特定のコレステリック液晶を分散相とした場合に、膜乳化ができない原因を究明するため、液晶の機械物性と相状態が乳化プロセスに及ぼす影響を調べた。その結果、液晶の界面張力と回転粘度ではトラブルを説明できなかった。一方、加熱や希釈で液晶の相状態を変化させてオーダーを低下させると、乳化状態が改善することがわかった。膜乳化ができない液晶では、乳化膜内で分子配向に起因する異常粘性が生じるのではと推測する。
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