術前顎矯正治療 (NAM) が哺乳へ与える影響について:—裂型別にみる哺乳障害の現状アンケート調査—
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概要
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Presurgical Nasoalveolar Molding治療 (以下NAMと略す) は口唇口蓋裂乳児に初回口唇閉鎖手術前に行う術前顎矯正治療である. 本研究はNAMに対する口唇口蓋裂患児の哺乳に対する影響を調査した. 2004年4月から2008年1月までに昭和大学口蓋裂診療班にてNAM治療後に初回口唇鼻形成術を行った患児の保護者145名に, NAM治療前後, 初回口唇鼻形成手術後の哺乳状況についてのアンケート調査を行い回答率86.2%にて以下の結果を得た. 1) NAM治療は矯正効果を主目的とするが哺乳の改善効果も有意に認められた (p<.05). 2) UCLP全体の0.5%はNAM治療前には哺乳に問題がなかったにもかかわらずNAM治療後に哺乳に問題を生じていた. 3) BCLPにおいては, 口唇鼻形成手術は有意な哺乳改善効果が認められなかった. 以上の結果よりNAM治療は患児の哺乳改善に効果があることが示唆された.
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Showa University Dental Society | 論文
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