昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科における6年間の言語障害患者の臨床統計的検討:—2004年~2010年—
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概要
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2004年6月から2010年5月までの6年間に昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科を受診した言語障害患者1,044例について臨床的に検討した. 言語障害と口腔疾患との関連では, 口腔疾患を有する群より有さない群が多く, 毎年増加していた. 口腔疾患を有さない群では機能性構音障害が, 有する群では舌小帯短縮症が増加していた. 年齢は0歳から9歳が多かった. 紹介元は, 院内が多く, 医科, インターネット, 教育機関の順であった. 構音障害の種類は, 歪み, 置換, 側音化構音が多かった. 治療法は, 検査・助言, 言語訓練のみが多く, 補綴治療・訓練は少なかった. 治療による改善率は全体で64.7%であり, 舌小帯短縮症, 機能性構音障害, 口蓋裂で高かった.
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Showa University Dental Society | 論文
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