冷凍・解凍カラギーナンゲルの品質改善に対する高圧力と蔗糖の効果:第二報 カラギーナンゲルへのローカストビーンガム添加の効果
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概要
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冷凍・解凍後のカッパーカラギーナンゲルの品質改善へのローカストビーンガム添加の影響を調べるために,2種類のローカストビーンガム添加ゲルが比較された。Aゲルは κ-カラギーナンとローカストビーンガム混合ゲル,Bゲルは市販ゲル化剤"パールアガー8ゲル"(8.3%グルコース含有)である。0,5,10,20%蔗糖を添加した両ゲルを-20°C,0.1~686 MPaで冷凍した。-20°C,200~400 MPaで圧力移動凍結すると急速凍結により,小さく,丸い氷結晶が生成し,凍結前と同じ緩い網目構造を維持していた。そのため,物性の変化や離水は抑制された。BゲルはAゲルよりグルコースを多く含むため,解凍後の品質はBゲル>Aゲル>κ-カラギーナンゲルの順に良好であった。ローカストビーンガム,蔗糖・グルコース添加は冷凍 κ-カラギーナンゲルの解凍後の品質改善に効果があった。
- 一般社団法人 日本調理科学会の論文
一般社団法人 日本調理科学会 | 論文
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