九州東部,秩父帯・四万十帯付加コンプレックスにおけるビトリナイト反射率との比較
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概要
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九州東部の秩父帯・四万十帯付加コンプレックスにて, ビトリナイト反射率(Rm)とイライト結晶度(IC)の測定を行い, その相関関係を求めた.Rm が 2.5 ~ 5.1 %を示す地点から,IC 値は 0.27 ~ 0.56 Δ°2θが得られた.9 つの検討地点において,Rm = 6.9 - 8.2 × IC,r = 0.91の線形回帰式が得られた.この回帰式とビトリナイト反射率の温度換算式から,イライト結晶度の温度換算が可能になる.イライト結晶度の anchizone(0.25 ~ 0.42 Δ°2θ)の範囲では,その温度条件は 266 ~ 302 ℃となる.
- National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Geological Survey of Japanの論文
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Geological Survey of Japan | 論文
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