富士火山北西山麓に分布するスコリア丘の噴火史の再検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
富士火山北西山麓で行ったトレンチ調査及びそれに関連した露頭観察に基づき,北西側の先端部に分布するスコリア丘と周辺溶岩流の層序を再検討した.片蓋山,鹿の頭,栂尾山,弓射塚,北西弓射塚のトレンチでは,大室スコリアが大室山と片蓋山の両スコリア丘を給源とすると推定できた.天神山・伊賀殿山及び氷池・白大龍王のスコリア丘とそれらから流下した溶岩流は,層序関係,放射年代値,神津島起源の広域テフラから,それぞれ西暦838~864年,西暦410~770年の間に噴火した.
- National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Geological Survey of Japanの論文
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Geological Survey of Japan | 論文
- 特集 : 第9回太平洋地域新第三系層序に関する国際会議:序文
- 河川・海底堆積物の粒度変化に伴う元素濃度変化
- 仙台平野南西部に露出する中部中新統‐鮮新統の年代データ:奥羽脊梁山地の隆起と関連して
- 巻頭言:都市地質研究の展開(その3)
- 紀伊半島西部,四万十帯北帯におけるアンバーとマンガン鉱床の堆積環境と希土類資源