中心市街地活性化基本計画における観光関連目標指標及び計画事業の達成度に関する研究
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概要
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本研究は観光まちづくり施策の定量的な達成度把握のために、2006年に施行された中心市街地活性化法(以下:中活法)に基づく基本計画(以下:中活計画)にて設定された指標の中から観光関連目標指標を抽出してフォローアップ報告(中間報告)により達成度評価の取りまとめをおこなったものである。本研究では平成24年10月時点で計画認定、平成21-23年のうちにフォローアップを受けた87都市(含地区)を対象として分析を行った。観光関連目標指標の抽出の結果、34の目標指標を抽出できた。さらに、達成度の分析を行ったところ、他指標と比べ達成済み及び基準値より改善している指標が多い事が明らかとなった。 また、人口規模と目標指標の達成度について分析を行ったところ、5万人未満の都市では基準値より低下した指標が存在せず、他指標と比べ指標の改善及び目標達成に前進している事が明らかとなった。さらに、目標指標に寄与する事業の分析を行ったところ事業主体別では過半数以上が行政主体であり、支援措置では千葉市が多くのまちづくり交付金を獲得し新たな観光施設を整備し目標指標の達成に寄与している事が明らかとなった。
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