旧武家屋敷地区における生垣景観の共同管理手法と管理の持続性に関する研究
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概要
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本研究は、生垣景観が良好に持続している歴史的市街地(旧武家屋敷地区)を対象として、生垣持続のための「共同管理手法」に着目しつつ、街なみの緑の持続要因にこの共同管理手法がどのような作用を与えているかを明らかにすることを目的とする。本調査で分析した3つの事例においては、地域組織と保存会の活動を連動させた地域全体での共同作業と意識向上(地域活動型)、合資会社化による不動産運営を通じた収入の確保と管理継承(資産管理型)、有限責任事業組合の設立と観光交流を通した外部からの来訪者の力の活用(観光交流型)を通して、管理のモチベーションを持続させている。これらの事例では、地域の状況にあった共同管理手法を仕組みとして選択しており、より効果的な生垣の保全管理活用を行う可能性を有していると考えられる。
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公益社団法人 日本都市計画学会 | 論文
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