ネットワークDEAによる札幌市の都心回帰促進方策に関する実証分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では更なる都心回帰の促進を目的として、札幌市の各地域の住民生活の利便性、都心部への公共交通利便性、自動車利便性に着目し、ネットワーク DEAを用いて効率性の観点から総合的に評価を行った。その結果、札幌市の現状の都市構造は、郊外部においては都心部と同等以上の利便性を享受できる都市構造を有しており、一方、都心部に近い地域では、地価や距離に対して、相対的に住民生活や公共交通の利便性は、居住費に見合った利便性を享受されていないことが、明らかになった。また、都心部近郊の利便性向上について、ネットワーク DEAを適用することにより、地価の値下げによる改善と公共交通サービス改善の必要性を示唆できた。
- 公益社団法人 日本都市計画学会の論文
公益社団法人 日本都市計画学会 | 論文
- Maximal Covering Location Model for Doctor-Helicopter Systems with Two Types of Coverage Criteria
- 神奈川県高座丘陵における放棄された谷戸の水路の水質変動について
- 地域防災計画支援システム構築を通した地域防災計画の策定プロセスの提案:千葉県市川市での試み
- アジアの開発途上国における都市コミュニティ開発活動の実態と展望に関する一考察:バンコクのコミュニティ組織協議会の事例を通して
- マザーレイク21 計画(琵琶湖総合保全整備計画)における河川流域単位の試み