地方都市のコンパクト性に関する「合理的」見解の構造に関する一考察:「まちづくり三法」見直しに関する幾つかの論説を事例に
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概要
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地方都市構造を巡って、アクター(政策担当者、事業者、研究者)間に「合理的」な見解の対立が存在する。近年の事例としては「まちづくり三法」改正に伴う大規模集客施設の立地規制問題がある。本研究では、上記を事例にいくつかのアクターの見解を構造化し、比較を行った。第一に、現象に対する「問題認識」と「手段選択」についてはアクター間で見解の対立があるものの、現象のメカニズム理解については対立がない。第二に、アクター間の結論の対立は、用いる論拠のすれ違いに起因している。第三に、アクターの「合理的」見解は、アクターの有する「手段」に影響を受けている可能性がある。
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