観光統計を用いた都市の類型化による中心市街地分析と中心市街地活性化基本計画の連携について
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概要
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本研究では、地方中小都市を対象として観光統計を用いて都市を類型化する事により観光特性を見出し、類型ごとの中心市街地を分析した。また対象都市内で中心市街地活性化基本計画を提出した8都市について比較・分析し、別府市を対象として各事業について補助金の種類、フォローアップの報告等から詳細に分析を行った。観光統計による類型化と中心市街地分析では、入込客数/人口、宿泊率、観光施設数、政令指定との距離、以上4つの指標を用いてクラスター分析を行い、Type1-Type6の計6都市に分類できた。また昼間人口と小売販売高の指標を用いて分析したところ、立ち寄り観光都市-郊外型Type(日帰り客の割合が高く、主要観光地が中心市街地から2km以上離れている都市)が2指標ともに他類型と比べ減少している事が明らかになった。中心市街地活性化基本計画の評価については、全8都市が歩行者交通量の増加、7都市が居住人口の増加を掲げており、事業目的については商業活性化が全事業割合の過半数を占めている事が明らかとなった。別府市では、民間が事業主体の建設事業については、補助金が付かずに事業が頓挫している事が明らかとなった。
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