都心部の商業地における緑被の外部経済効果の評価
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概要
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本研究は都心部の商業地における緑被の外部経済効果を評価することを目的とする。このために通常最小二乗法(OLS)と地理的加重回帰(GWR)を用いた。そして、緑被率と高い相関がある正規化植生指数(NDVI)を緑被の指標として用いた。本研究では、東京都千代田区、中央区、港区の3区を対象とした。その結果、以下のことがわかった。1)OLSによる分析により、500m以内のNDVIの平均値による外部経済効果はほとんどないことがわかった。2) OLSの分析により、2,000m以内のNDVIの平均値によりプラスの外部経済効果をもたらし、最もモデルに適合した。3) 5%有意水準を満たした地点のうち、88.6%の地価評価地点において2,000m以内のNDVIの平均値がプラスの外部経済効果をもたらしていることがわかった。
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