東日本大震災における被害型からみた茨城県の住宅被害の特徴と再建支援課題
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概要
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本研究は、茨城県における住宅被害の特徴、住宅再建の進行状況と課題を検討した。地震動被害地区、津波被害地区、液状化被害地区、地盤被害地区として県内より7地区取り出しアンケート調査を行った。2012年2月現在、少なくとも地区住民の3~5割が避難しており、今後、地区にもどらない被災者が相当数になる可能性がある。津波被害地区では大規模半壊以上の被害を受けた被災者の5割が、建て替え・購入を計画している。他方、液状化被害地区では、7割が沈下した住宅のジャッキアップなどの大規模補修を計画している。これに対する現行支援金制度は、住宅再建を支え促進できるレベルには達していない。住宅再建には、被害地区ごとの被害の特徴と再建課題に即した支援体制のあり方が検討される必要があることなどを指摘した。
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