タブレット端末を用いた建設作業者向け安全教材の導入教育への利用可能性
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概要
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これから建設作業に従事する未経験者や実務経験の浅い作業者には,現場の危険要因を理解させ,経験不足を補うような安全教育の実施が必要である.本研究では低層住宅建築工事現場を対象とし,タブレット端末を用いて作成した安全教材が導入教育として利用できるかについて検討するため,この教材による教育訓練を作業者,訓練生,未経験者に対して実施し,教育訓練効果の検証を行った.その結果,訓練生,未経験者ともに危険要因を早く正確に認識できるようになり,教育内容の理解の観点から教育訓練効果が認められた.また,安全教材の操作性には改良の余地があったが,訓練生の安全教材に対する主観評価(安全教材への興味,主観的学習効果)も高く,本研究で用いた安全教材の導入教育としての利用可能性が示された.
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