臨床実習の効果を高める方法としてのPBLテュートリアルの応用
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概要
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背景:PBLテュートリアルは多くの大学で導入されているが,5〜6年次における臨床実習の一環としての応用例は少ない.方法:5年生の臨床実習の一環としてPBLテュートリアルを行い,1学年91名を対象として終了時にアンケート調査を行った.結果:90%が実習中のテュートリアルは役立ったと回答し,また94%が実習中にあってよいと回答した.自由記載では,4年次までと比較した意見すべてが実習中の方が有用とし,実習で体験する診療の過程をテュートリアルで理解したとする意見も多かった.結語:PBLテュートリアルは臨床実習の効果を高め,同時に,臨床実習での経験がテュートリアルの効果を高めることも示唆された.
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