外来実習における心理・感情の変化
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概要
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1) 我々は外来実習に訪れた47名の医学部医学科5年生に自己評価表を渡し,日々の実習内容,学んだ内容,反省点,今後学びたい内容,今の感情などを記載させ,実習期間中の感情表現の変化について検討した.2) 実習初日は否定的な感情表現が多いものの,徐々に肯定的な感情表現が増え,最終日には有意に肯定的な感情表現が否定的な感情表現を上回った.3) 本検討により外来実習が学生のモチベーションを高めていることが示唆された.実習期間中,ポートフォリオを用いることで学生が自己を振り返るだけでなく,教員も学生の意識の変化を把握することができ,新たな教育目標の設定をする上で有用と考えられた.
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