背部に生じたGlomus腫瘍の1例
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概要
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69歳,男性。初診の数ヵ月前から上背部皮膚に紅色の腫瘤が出現し,次第に増大してきた。組織学的所見では好酸性の細胞質と類円形の核をもつ腫瘍細胞が真皮中層から深層にかけて均一に増生している像がみられた。免疫染色ではvimentinとα-smooth muscle actinに陽性であり,von Willebland factorやCD31,CD34には陰性であった。以上よりGlomus腫瘍と診断し,後日手術創周囲より1cm離して筋膜上で完全切除した。術後1年経過した現在,再発は認めていない。
- 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会の論文
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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