脂肪吸引および内視鏡補助下摘出術を施行した多発性対称性脂肪腫症の1例
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概要
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症例は62歳,男性。アルコール多飲歴とアルコール性肝障害の既往がある。身体所見や画像所見上,項部や両肩甲部,腰部に両側対称性びまん性に広がる脂肪塊を認めた。臨床像より多発性対称性脂肪腫症と診断した。項部と腰部について全身麻酔下に摘出術を行った。項部は脂肪吸引を用いたが,脂肪塊は線維質と血流に富んで破砕しがたく,吸引は困難であった。腰部では内視鏡補助下に行い,術野をモニターで確認することができ安全であった。また切開を最小限とすることができ有用であった。
- 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会の論文
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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