レーザー治療を受けた悪性黒色腫の1例
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概要
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73歳,女性。約8年前より右頬部に褐色斑を認めていた。1999年11月に近医形成外科を受診し,同部位にレーザー治療を受けた。翌年3月頃より同部位に黒褐色斑が再発して徐々に色調が増強し,範囲が拡大したため当科を受診した。生検の結果,悪性黒色腫と診断した。全摘術施行後,インターフェロンβ局注を行った。術後2年6ヵ月経過した現在,局所再発や転移を認めない。色素性病変に対してレーザー照射を行う際には生検を施行するなどして,慎重に行うことが望ましいと考えられた。
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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