HLA解析を行ったStevens‐Johnson syndromeの2例
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概要
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当科で経験したStevens-Johnson syndrome(SJS)の2例について,HLAの遺伝子マーカーの検討を行ったので報告する。症例1は53歳,女性。内服誘発試験の結果,アロプリノール,クラリスロマイシン,ロキソプロフェンナトリウムの3剤同時服用によるSJSと診断した。遺伝子解析の結果,HLA-B∗5801が検出された。症例2は54歳,男性。カルバマゼピンに対する薬剤誘発リンパ球幼弱化試験が陽性であり,カルバマゼピンによるSJSと診断した。遺伝子解析ではHLA-B∗1502は検出されなかった。
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