アトピー性皮膚炎への奏効機序からみたNarrowband UVBとPUVA療法のケラチノサイトに対する影響
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概要
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Narrowband UVB(NB-UVB)とPUVA療法はどちらもアトピー性皮膚炎の治療に用いられる。ターゲットとなる細胞には,ケラチノサイト,Langerhans細胞(LC)・真皮樹状細胞(dDC),T細胞,肥満細胞,C線維があるがケラチノサイトは最も重要なものである。NB-UVBはケラチノサイトの前炎症性サイトカイン産生をあまり高めずに,Th2ケモカイン産生を抑制し,ADに適した治療ということができる。また酸化的損傷の程度も低く,安全性にも優れる。PUVA療法は前炎症性サイトカインの産生を抑制し,さらに言えば全てのサイトカイン・ケモカイン産生を抑制すると推察される。
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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