イオントフォレーシスによるトラネキサム酸の経皮送達
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概要
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トラネキサム酸は肝斑の内服薬として知られている。また,最近では外用での肝斑や肌荒れへの有効性も注目されている。本研究ではトラネキサム酸の皮膚透過性を促進することによって薬物の有効性を高めることを目的にイオン導入を試みた。トラネキサム酸は両性電解質であることから,pHによって解離状態が変化するため透過挙動は複雑になることが予想される。そこで,トラネキサム酸を配合した基剤のpHと導入する極性について最適な条件を検討したところ,トラネキサム酸の濃度を最大限高めるには,(1)基剤のpHを弱酸性にする,(2)プラス極からの導入が好ましいことがわかった。
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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