イオントフォレーシス法によるヒスタミン皮内投与に伴う皮膚反応に対する抗ヒスタミン薬の即効性の検討
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概要
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抗アレルギー薬の有効性の判定に,ヒスタミン皮内反応に対する抑制試験を<I>in vivo</I>で行うことが有用であることが示されており,ベポタスチン,オロパタジン,フェキソフェナジンをもちいて,健康成人に対しイオンフォトレーシス法によるヒスタミン誘発皮膚反応抑制試験を行い比較検討した。ベポタスチン,オロパタジンは投与後70分において紅斑・膨疹ともで抑制効果が認められたのに対し,フェキソフェナジンはプラセボと同様の抑制効果しか認められないとの結果が得られた。抗アレルギー薬を投与する際には,各薬剤の効果発現時間も考慮する必要がある。
- 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会の論文
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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