レボフロキサシン(クラビット)による固定薬疹
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概要
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74歳女性。平成16年3月1日レボフロキサシン(クラビット<SUP>®</SUP>)3錠,テプレノン(セルベックス<SUP>®</SUP>)3カプセル,ラクトミン(Bf-R<SUP>®</SUP>)3g各分3内服開始したところ,3月2日夜,右大腿部に手拳大の紅斑出現,3月3日朝同部に弛緩性水疱を認めた。病理組織所見では表皮の好酸性壊死,海綿状態,表皮・真皮間の液状変性,表皮下水疱形成,真皮上層血管周囲性にリンパ球を主とする炎症細胞浸潤を認め,固定薬疹が疑われた。レボフロキサシン1/10,1/5,1/2,1錠の単回内服誘発テストでは陰性であったため,反復内服誘発テストにて1回1錠を毎食後(計3錠)実施したところ,レボフロキサシンで紅斑が誘発された。
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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