局所冷却が有効であったLivedo Reticularis with Summer Ulceration
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概要
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41歳女性。夏季に増悪する右下腿潰瘍の治療に対して,氷枕で冷却するという治療法を試みた。冷却開始約1週間で潰瘍は縮小しはじめ,2ヵ月後に上皮化した。治療による障害はとくに認めなかった。本疾患の難治性潰瘍の治療のひとつとして局所冷却の有効性が示唆された。患者血清を加熱し得られた沈殿を分析したところ70-80kDaの蛋白を認めた。病因については不明であるが,温度上昇によって凝固傾向を示す物質の存在が推測される。
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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