Extranodal T/NK Cell Lymphoma, Nasal&Nasal Typeの1例
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概要
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77歳女性。左大腿の紫紅色腫瘤を主訴として,初診した。皮膚生検の結果,胞体にアズール顆粒を含むリンパ球様細胞を認め,T cell receptorの遺伝子再構成の単クローン性を認めずCD56,CD57陽性であったことから,節外性NK/T cell Lymphoma,鼻型と診断した。CT画像上,他部位に病巣を認めず,骨髄にも浸潤は認められなかった。Biweekly CHOP,放射線治療,カルボプラチンーエトポシド救済療法にて一時寛解した。3ヵ月後,急激に意識障害が発症し,髄液中に腫瘍細胞を認め,髄注化学療法を開始した。意識障害は軽度回復したが,DIC,汎血球減少を発症。また,眼底,骨髄,及び末梢血にも腫瘍浸潤を認めた。全身転移にて永眠した。
- 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会の論文
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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