`18´F‐`10´B‐fluoroboronophenylalanineを用いたPositron Emission Tomography(PET)による悪性黒色腫の肝転移巣の画像所見
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概要
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現在,<SUP>18</SUP>F-fluorodeoxyglucose(FDG)を用いたpositron emission tomography(PET)が悪性腫瘍における原発巣の検出,鑑別診断,病期・再発診断,あるいはてんかん,虚血性心疾患の病態把握に用いられ,高い検出能と精度が得られている。これまでも悪性黒色腫における熱中性子捕捉療法に<SUP>10</SUP>B-boronophenylalanineが用いられているが,そのアナログである<SUP>18</SUP>F-<SUP>10</SUP>B-fluoroboronophenylalanine(FBPA)をPETに応用することで,脳実質の高い糖代謝のため従来は悪性腫瘍の診断が困難であった脳神経外科領域の神経膠腫,神経膠芽腫などの診断に試みられ,FDGに比べて高い感度,解像度が得られている。今回,35歳男性,背部原発の悪性黒色腫の肝転移例について,FBPAを用いたPETを施行,FDGによる画像と比較する機会を得たので報告する。
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