神経周膜腫(perineurioma)の1例
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概要
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55歳,女性。50歳頃より右第2指基部橈側に結節が存在した。疼痛などの自覚症状はなかった。結節は直径7mm大で半球状に隆起し,弾性硬で境界明瞭であった。2002年1月,局所麻酔下に切除し,単純縫合した。病理組織検査の結果,HE染色では,紡錘形の細胞の増殖からなる境界明瞭な腫瘍塊を表皮直下に認めた。一部花むしろ様配列を示した。悪性所見はなかった。免疫組織化学検査にて,epithelial membrane antigen陽性,S-100蛋白陰性,IV型collagen陽性,α-smooth muscle actin陰性であり,perineuriomaと診断した。現在,切除後約2年が経過したが,再発していない。
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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