Pseudolymphomatous Folliculitisの1例
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概要
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43歳,女性。約1ヵ月前より右鼻翼部に紅色結節が生じ,徐々に増大した。病理組織学的に,真皮内のリンパ球様細胞の密な浸潤をみとめ,毛包への浸潤が見られた点で悪性リンパ腫の疑いが持たれた。しかし,生検組織での免疫染色,遺伝子検査による検討および血液検査,画像検査,臨床経過は全て良性を支持する所見を示したことから,最終的にpseudolymphomatous folliculitisと診断した。トリアムシノロンアセトニドの局注にて,1ヵ月後には結節は消退し,2年間,再発をみとめない。皮膚のpseudolymphomaにおける毛包への浸潤像の意義について考察した。
- 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会の論文
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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