三次元培養皮膚の改良と臨床応用
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概要
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培養皮膚のうち培養表皮シートは表皮成分のみを再構築させたものであり比較的簡単かつ大量に作製することが可能である。培養表皮シートは角層を欠き,基底膜構成タンパクが欠除しており生着性に問題があった。一方,三次元培養皮膚は,真皮成分と角層を有する進化型の培養皮膚であり,表皮シートと比較すると生着率は向上している。また基底膜構成成分は存在するが不完全であることが明らかとなっている。本研究では形態的に優れた,より正常皮膚に近い三次元培養皮膚を開発し,さらに簡易作製法を開発しその有用性を臨床的に検討した。(皮膚の科学,増17: 1-6, 2012)
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日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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